春先にヨットを初めてみようかなと考えている方へドライスーツの情報をお送りします!
ドライスーツとは
ドライスーツとはその名の通り,全く濡れる事なくセーリングを行う事のできるウェアです。ヨットメーカーからつま先まで覆われているソックスタイプや、足が繋がっておらず開いているタイプなど様々なタイプが出ています。
またヨット用に限らず、ダイビング用やカヌー用など色々な種類があります。
ドライスーツのメリット
濡れない
最大のメリットはこれです。これによりすぐに着替えを行うことができ、ミーティングなどにすぐに対応できます。
また真冬などのとても寒いときでも常に暖かい状況を保てます。
気温の変化は中に着る服を調整をして対応可能
春先の少し寒い日も、真冬の水面から湯気が出るほど寒い海にも、その日に合わせて対応できます。しかし後で書きますが海上では調整は出来ないと思った方がいいでしょう。
多少であれば身長などの体の形が変わっても対応可能
特に成長期の小学生や中高生には向いています。サイズによっては10cmほど伸びて使える場合もあります。
ドライスーツのデメリット
使い終わった後の手入れが大変…
基本的に使用後は帰宅してから外側を流します。あとで書きますがしっかり潮をながす必要があります。
セーリング中(海上)では脱ぎ着は出来ない
練習中であればセーリング中ウエットスーツならば寒い時は上にパドリングジャケットを着たり、暑い時は1枚脱いだりなどの調整は可能です。しかし、ドライスーツを一度着た上で海に出てしまうと脱ぎ着が出来ず、酷い場合は軽度の熱中症になる可能性もあります。特に暑がりの方には調整が出来ないのでおすすめしません。
初心者にとってはかなり高価…
新たに初めてようとする人からすればかなりのハードルになります。安い時でも6万円代で、定価は9万円ほどになってしまいます。
人によっては動きにくいと感じる
身体に密着していなく出っ張っている部分も多くある為、セーリング中の様々な動作の過程でシート(紐の事)が絡まってしまったりする事も多々あります。
どんな人におすすめ?
- 身長がまだ伸びる小学生・中学生などの成長期の人
- 長時間海に出る予定がないor着替えの時間が取れない人
逆にどんな人はウエットの方がいいの?
- 暑がりで調整を普段からする人
- 着替えの時間はある程度確保出来る人
もしドライスーツの購入時の注意は?
もし近くに実店舗があるならば、実店舗で購入する事を推奨します。通販で買っても値段は対して変わりません(需要が少なく製造品の数も少ない為)。もし店舗に在庫がある場合は試着させて頂くとなおいいです。もし在庫無くても店員さんにお手入れの仕方を教わったり、修理の受付なども店舗を通してスムーズに行ってくれます。
↓もしどうしても通販で購入される場合はこちらなどを参照
タイプについて
大きな括りとしては2つの括りがあり
腰にメインチャックがあり一人で開け閉めが出来るタイプと、
背中にチャックがあって一人では開け閉めが出来ない種類があります。
※ヘリーハンセンは全面の腰から肩までチャックがあるタイプのみ
またモビーズのドライスーツにはトイレがしにくいので男性用に、小便用のチャックがオプションにあります。プラス1万円で可能でしたのでぜひ追加しておくことをおすすめします。
オススメのメーカーは?
シェア的に言えばセーリング用のドライスーツはモビーズとヘリーハンセンの2強になっています。その他のメーカーは推奨しません。なぜかって? それは国内にドライの修理工場がない為です。ドライスーツは意外にも長年使えば使うほど浸水というアクシデントが起こりやすいです。そのためこの2社以外は修理にそもそも対応していなかったり、修理出来ても海外送りで1か月使えないなんて事も起こりえます。実店舗で買えばその他のメーカーでも修理を承ってくれる可能性もありますから、購入は実店舗をおすすめします。
モビーズのドライスーツ特徴
モビーズの物は足まで覆われているソックスタイプです。その為寒いことが少なくまた着替えがさらに早く行えます。
ヘリーハンセンのドライスーツの特徴
オシャレブランドでも知られるヘリーハンセンはもともとセーリングウェアブランドです。ヘリーハンセンのドライスーツは前面の腰から肩へのチャックの為、一人でも着替え易くなっています。
お手入れはどうすればいいの?
帰宅後に出来るだけ早くベランダや風呂場で塩を冷水で流して洗います。この作業をサボって10回ほど使用したツワモノが友達にいましたが臭いがえげつないことになっていました。(笑)
使用時に気を付けることは?
入水前に全てのチャックが完全に閉まっていることを必ず確認する
これが一番重要です。過去に何度もこれが原因により浸水している友達を見ましたw
意外にきちんと閉まってないなんてことは多々あるのでよーく確認しましょう。
足元のバンドは必ず止めましょう
僕が最初のうちにやらかしたのはこれでした。これを止めないで使っていたところ、足の裾がハーバーのコンクリートの地面に擦れてボロボロになってしまいました。
いかがだったでしょうか?ドライスーツのメリット・デメリットをよく考えて頂けると幸いです。ではよきセーリングライフを!
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